山脈
から海までの風景を巡るには、また僻地の隠れた村の活気を知り、パタゴニアの風景のなかで暮らしてみたいのなら、列車に乗り込むのが一番です。きっと、その昔のままの姿の車両に驚くことでしょう。機関車のリズムなど、パタゴニアの列車は、心に深く残る忘れがたい旅を実現してくれます。


Viejo Expreso Patagónico "La Trochita"
パタゴニアの古い急行列車「ラ・トロチータ」
1920年代の完璧な骨董品は、アンデス山脈の平原を繋いでいた古い急行列車「ラ・トロチータ」です。蒸気機関の車両、薪ストーブ、木製のベンチなど、「ラ・トロチータ」はマイテン駅または始発駅エスケルなどから、チュブ州内400kmに渡る各地へ向けて走り、いくつかのルートを楽しむことができます。各停車駅では、パタゴニアのそれぞれの地域特有の歴史に入り込めるでしょう。マイテン駅にある鉄道博物館は楽しい思い出が詰まっています。

 

 
 

レレケにある先住民文化博物館の一室では、遺跡や壁画の発掘を通して、1万3千年に及ぶパタゴニアの歴史が展示されています。そこでは、風の音とともに、いにしえの時代に思いを馳せるひと時を過ごせるでしょう。リオネグロ州では、インヘニエロ・ハコバッシの起点の町から、毎月ツアーを組んでいます。

Tren Patagónico
パタゴニア列車
リオネグロ州では、大西洋岸から山脈へ向けてパタゴニアを横断する“パタゴニア線”がビエドマとバリローチェを繋いでいます。大平原をゆっくりと往復します。温和な気候とパタゴニアの地形は列車の旅を更に楽しいものにするでしょう。地平線に浮かび上がるアンデス山脈の頂はアルゼンチン随一の保養地サン・カルロス・デ・バリローチェまで連なります。

 

Tren histórico a vapor
歴史的な蒸気機関車
バリローチェの鉄道駅を出発する蒸気機関車の最初の見所はナウエル・ウアピ湖の素晴らしい眺めです。停車駅ニリウアウでは、カテドラル峰やトロナドール峰の展望に歓声があがります。列車は1912年に製造されたスコットランド製の機関車で、今日でもなお、その製造名「North Britgie 121」を車体に読むことができます。昔ながらの出発時のかけ声「乗客乗車!!」を合図にロス・フンコ駅(ペリート・モレーノ)に向けて列車は出発します。ロス・フンコ駅では、鉄道建築物を訪れたり、ロス・フンコ湖へ歩いていくことができます。それはアルゼンチン・パタゴニアの開拓の歴史に思いを馳せるひと時となるでしょう。


Tren del Fin del Mundo

世界の最果ての列車
優雅な車両に広い窓、世界の最果ての列車は、この地方の植栽であるニレやレンガ、コイウエなどの森を横断しながら、フエゴ島の国立公園内を走ります。最南端の町ウシュアイアから8km先のあたり、ピポ川の岸辺のカーブから最初の停車駅マカレナに着くまでに急勾配があります。乗客たちは駅と同名の滝の眺めるために降車することができます。フエゴ島の歴史の一部となった刑務所が二番目の停車駅に着くまでに、古い製材所の廃墟に埋もれつつ姿を現します。やがて列車は、国立公園ターミナル駅の泥炭に縁取られ豊かに生茂った自然の中で、その運行を終えます。

 

 


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